前回の衆院選挙のときも年末のあわただしさの中で、今回の参院選挙は猛暑の中で。走り回る人は今回のほうがきついんだろうけれど、受けとめるほうがどちらもいまひとつ危機意識がないような…。でもこれでいいのか?
このまま国防軍、審判所なんていう恐ろしい世界をするっと容認しちゃっていいのか?
うちはBSがみられないので知らなかったんだけど、今日の東京新聞によると自民党の石破さん、審判所なる恐ろしい機関の構想をBSで語ったそうな。審判所の審判に従うよりも国防軍での兵役任務を遂行する方がマシという状況を考えているらしい。
「『これは国家の独立を守るためだ。出動せよ』といわれたときに、いや行くと死ぬかもしれないし、行きたくないという人がいないという保証はどこにもない。だから(国防軍になった時に)それに従えと。それに従わなければその国における最高刑に死刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら300年。そんな目に遭うくらいなら出動命令に従おうっていう。人を信じないのかといわれるけれど、やっぱり人間性の本質から目を背けちゃいけない」なんてことを語ったそうだよ。
さらにこの判決をくだす審判所なるものは「公開の法廷ではない」んだそうで。
なんと背筋が寒くなるような発想だろう。選挙まであと1週間足らず。こんな考えの人たちを、どうぞどうぞと容認しちゃっていいわけ? 日本人が戦後積み上げてきたものを、一気に取っ払ってしまうことにだってなりかねないんだよ。みんなリアルに想像してるんだろうか。
そういう人たちの考えを容認するか否かの意志表明のチャンスがあと1週間足らずで訪れようとしているのに、我ら国民はそのことをちゃんと自覚してるんだろうか。
まあね、どうすれば反対の声を的確に表明することになるんだかが、いまひとつわかりにくいってことも影響してるんだよねえ。わが地域ではあの人とこの人、どちらがベストな受け皿なのかが、いまひとつ見極められない。あっちもこっちも問題が付随してる。わかっているのは、このままずるずる国防軍やら審判所なんてことばが行き交う国にだけはしたくないってこと。
う~む、今日はやっと少し気温が下がったところなのに、じりじりする思いで逆に暑くなってくる。