ギャル曾根(すごいネーミングだといまさらながらに思うが、それはさておいて)はある意味エライね(食べ過ぎることの是非については意見もあるが、それもさておいて)、我慢強い。どんなに満腹でもカメラがいれば笑顔で食べちゃう。白目が見えないあの目を、無理やり笑顔モードにさせちゃって。
はあ、こちらはもう満腹。これ以上はだめです。
目下の、初校と校了の2本立てという状況だけでもあれこれ神経使うのに、次号の「緊急」原稿のK氏、コンタクトを取れば取るほど傷口が深くなるというか、面倒なところへ入り込んでいく。
最初は通常の注釈つきPDF送信に対してファクシミリでのお返事が届く。読みにくいのをどうにか判読して受領メールで反応したら、さらに追加訂正あり。で、さらに連絡を取ったら、こっちで送ったPDFの注釈は、そもそもまったく見えていなかったのだと突如判明(注釈があるって送り状に始めっから書いてあったでしょ!)。じゃあ、ということで、元の赤字にあとの修正も入れて紙ゲラに転記して、ウチのボロ複合機でウィーンウィーンのスキャン、のち送信…のはずが重くて送れない!
容量こっちはOKなのに、あちらさんがだめなのね。なんてことよ、ここまで頑張ったのに…。おばさんはここらでもう息が上がってくる。おーっと、しかしここでめげてはいけないのだ。笑顔笑顔。もう少し食べられる。ぐっと、ぐっと押し込みながら、みんな飲み込んじゃえばいいんだ。よし、気合を入れて。深呼吸して、はい。
圧縮だめ。画像ソフトで解像度を下げたら? だめだ、よく見えない。もう一度分割してスキャンするか、郵送に切り替えるか。でも時間がないぞ。乗りかかった船だ、粘ってスキャンだ。いや待てよ、そうだ、残っていたデータを……迷いあれこれの後、どうにか送信。ふう~、この作業(思案)で午前が吹っ飛ぶ。
そして校了。こちらも悲劇(というか単なるドジ)。調子の悪かった電話機、幹事の返事が来る前の日あたりに音がほとんど聞こえなくなり、急遽、電気やへ走りいっちばん安いヤツを買ったのだが(古いほうの子機1台分といくらも違わないお値段でびっくり!)、実は…ああハズカシイ。B4の受信ができるが送信はできないのをすっかり見落としていたのだ。
ゲラの修正部分をファクシミリで送ろうとしたら、ひえぇぇー、ゲ、ゲラが入らない!!
ファクシミリ機能は元気なままの古い電話機をあわてて持ち出し、電源入れて即送信。すぐ電話切り替えてふ~っと安堵のため息漏らすも、さらに追加の修正部分を発見してしまう。ああ、もう時間がない、修正部分だけコピーしてA4にして新しい電話機で送信してみよう、あたふたあたふた…。
そうこうするうちに、新機のファクシミリが突然動き出す。おお、枚数が多いぞ。なんと、例のK氏。見づらい字でごちゃごちゃと。
ええー、まだ直すの~? きょうはもう、だめ。食べられません。