珍しいほどの秋晴れに誘われて、夫と外出。やっぱり自然がいいよねということで、放射能という言葉は気にしないことにして、いざ「山」へ! …の気分だったけど、実際に着いたのは車で1時間ほどの「丘」(へへへ)。それでも見晴らしがよくて、コスモスが咲いていて、頬にあたる風もさわやかで気持ちがいい。
こういうのをしばらく体験していなかったねえ、なんていいながらあちこちをぶらぶら。確かこの辺には友人の相方が始めた障害者施設があったはず…とキョロキョロすれば、「ミニブタ牧場」の案内が。そうそう、ミニブタ飼って育ててるって言っていた。道を下っていくと何分も歩かないうちにミニブタ発見。娘のTちゃんがせっせと面倒みているといったけど、こんなにたくさんだとは知らなんだ。ほんとに立派なブタ牧場だ。1頭ずつ写真入りで解説があって、エサを100円で買ってブタにやれたり、無人販売コーナーでハーブや野菜の苗も売っていて(ラベンダー苗を買った)、行楽気分も味わえるしくみだ。なかなかうまい。
山の一角にあるブタ牧場と十分な広さの敷地に建つ施設、裏には畑。思ったよりも立派だった。お休みの土曜日も彼はせっせとつめていると聞いていたけど、あまり彼とはなじみがないので遠くから眺めるだけで失礼した。養護学校時代の経験を生かして、彼なら順調に進めていきそうだ。
近くの牧場(こちらはいわゆる「牧場」)で農産物を買い、ソフトクリームも…と思ったらこちらはお昼のせいか誰もいなくて残念でした。お店がイマイチ弱体なのも、かえっていまの時代には嬉しい気がする。まだおそるおそる始めたばかりといった風情が、こころ和ませる。しばらく写真を撮ったりぶらぶらしたり、のんびりした気分に浸り、秋が深まったらまた来ようなんて口にしてみたり、気持ちのよい秋を味わった。
帰ってきたのは2時頃だったか。あわてて食事して、もう1ヵ所いくところのある夫を送り出して、さて仕事でもと思ったところで不調に気づく。唇が乾いて、アタマが痛いし、目の奥が痛くて気持ちも悪い。ああ、また太陽にやられてしまったようだ。そういえば数日前に今年2度目の閃輝暗点(目の前にめまいのときのようなチカチカしたものが見えて、20分くらい消えない。これが出るとものが見えにくくてつらいし、20分くらいで治まってもその後にくる片頭痛がまたつらい)を経験したんだった。甘かったなあ。
太陽の日差しの下にいると具合が悪くなるようになったのはいつからだろうか。子どもの運動会を応援しなきゃいけないときはまったく平気だったのに。自然の中でのびのびできないカラダって、なんだか悲しい。
目が弱ってきたせいなんだろうか?
以前仕事で縁のあった人から、定期仕事の声がかかったばかりなのに。なにやら先に不安の雲が立ち込める。年をとるって、こういうことなんだなあ。そういや、最近は暮らしのあちこちで「不安」が顔を出すのだ。
「不安」をいかにしてやりすごすか。明るく生きていくためのポイントだな。
とりあえず、ものごとを先取りして悩みすぎないこと!