間に雑誌の仕事もはさみつつ、単行本(翻訳書)の仕事が始まった。高校時代から興味があって、おまけに今までの経験も生かせるという分野だったもので、ついつい原著を読みこんでしまい校正というより翻訳チェッカーに傾きがち。思いのほか時間がかかってしまった。
ただいま依頼先のチェック待ちだけど、ふみ込みすぎだと叱られるか、このあともこの調子でと言ってもらえるか、ちょっとドキドキもの。
ペイは中身を見てもらってから決まる予定。いったいどのくらい稼げるのか、見通しがまったく立たないところがコワイ。校正者は添削と2本立ての人が多いとか、以前の私がそうだったように学校の講師と2本立てなんていう人が多いなどという話をよく聞く。校正をどっと増やすという方向にいかず、別な職種にいくということは、同時に校正が集中しすぎると困るので、予定がきちんと組める、とか見通しが立つ、といったタイプの仕事が望まれるせいだろう。
いずれにしても、単行本校正の仕事だけじゃ食べていけないっていうことか。それとも、複数の仕事を受けて仕事の合間が空き過ぎないようにうまく采配していければ、それで食べていける仕事なんだろうか。誰か医学・理工学分野の校正仕事について、教えてくれないかしらん。いろいろ教えてくださる先輩にも、プライバシーが絡むもんでペイの話、それも具体的な数字までは聞きにくい。
始まるまでは、定期じゃないなら「その次」をどうやってゲットしていくのかと心配したけれど、まあそれなりに声がかかるらしいこともわかってきた。自分で履歴書を出したところ、知人の紹介、それなりに少しずつ反応がある。新年からと言っていたのにその後音沙汰ナシのS社は、向こうから言ってくるまで待つつもり。
いずれにしても、あまりびくびくする必要はないような気がする。楽観視って大事かも。
つまりは、今まで育ててきた自分に、少しは自信をもちなさいよってことか。思い上がってしまうと危険だけどね。